ウィングカラー
2009/09/15
Tue. 21:02

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9/4エントリーのフォーマルシャツからウィング・カラーを

燕尾服やモーニングなどの第一礼装用のフォーマルシャツに用いられる衿型ですが、最近のテレビや映画のパーティーシーン等で多く用いられる事が多いので、タキシードに着用されるこの衿型をよく見られると思います。立衿のフロント部分が前に折り返されて鳥の翼のように見えることからウィングカラーと呼ばれております。立衿として呼ばれる事もありますが、スタンド(立)カラーと間違える事もありウィングと呼ぶ事が多いです。本格的なものになると、土台のスタンドカラーの部分に、ウィングの衿をスタッズで付け、取り外しが出来る(並衿式)ものになりますが、最近では最初からウィングカラーが縫い付けられているものが一般的です。

広げると猫の耳のようにとがった羽根は、土台となるスタンド部分に表裏両方に芯地が貼られ、抱き合わせるようになっております。一方羽根の部分は芯地が一枚なので、その力の強弱のバランスによって羽根がまるで切り替わっているかのごとく前に折れ倒れます。この下に蝶ネクタイが結ばれるということです。北陸シャツの標準では、7cm×5.5cm、衿腰は4cmです。一昔前はもう少し衿腰も衿先も短かかったのですが、最近ではこれ位のワイドさをもっております。

後身頃から衿にかけて、タイのズレを防ぐネクタイループが付きます。タイを締めず、第一釦を外してオープンに着られるスタイルなどもよく紹介されておりますが、そういう場合はループは付けません。

蝶ネクタイを締めた方がグンとフォーマルな画像になりますが、手元に無かったのでちょっと抜けた画像になってしまいましたが、実に凛々しいですね。工料はヒダ胸+5,775円(税込み) ウィングカラー+1,050円(税込み)です。
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