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ドゥエ・ボットーニ 

2008/12/09
Tue. 23:36

こんばんは。
先程まで、ある社長様からのリクエストによる衿の型を引いていました。着用してボタンを閉めた時に衿の開きが狭く、ポイントが通常より長めの衿がお好みということで。西部劇映画などで見かける、保安官が着てる風のイメージを浮かべて作製してみました。綺麗に引けてると思います。それで前ボタン部分は、最近シャツの主流になっているドゥエ・ボットーニを合わせるアレンジということで。どんな感じになるか仕上がりが楽しみです。もう暫くお待ちください。

で、そのドゥエ・ボットーニなのですが、ドゥエは2(1はウノ、3はトレ)ボットーニはボタンというイタリア語で、合わせると2個ボタンということです。(写真の衿元参照)最近クールビズ以降シャツ売場を独占しているヒットデザインですが、イタリアでは衿腰を高くしたカラーを着ることが多く、それに合わせた形で前腰(ネクタイの結び目が入るネクタイホールの所)も高くなり、1個のボタンではタイを締めた時に衿の台が折れてしまうため、補強の意味で2個目のボタンが付けられたと言います。最初の頃はしっかりタイが収まるように、2個ボタン以外にもうひとつループをけてた頃もあったようです。ノータイで衿元を開いて着ることが"おしゃれ"と認識されてからはこのドゥエ・ボットーニの機能性は二の次になりましたが、ネクタイホールが広く、しかもボタン2個でしっかり固定されているので、太くタイを結んでもしっかり収まるという機能が盛り込まれた理屈な衿型なのです。ドゥエ・ボットーニやミラノカフスなど、イタリア人のデザインに関する閃き、柔軟な発想は流石の日本人でも真似できませんね。スーパーカー、フェラーリのフォルムを見ても分かりますよね。

何のブログか分からなくなるので(笑)あまり頻繁には書きたくないのですが、今日は言わせて下さい!昨日はジョン・レノンの28回目の命日でした。昨年までは12月8日にCDでイマジンを
聞いていましたが、今年やっと、念願のオリジナル盤(発売当初のもの、原盤)を手に入れまして、そのアナログの暖かい音に包まれていました。ジョンが生きていたら今の世の中を嘆いているでしょうが、今年の瀬に歌うとしたら「想像してごらん、不況のない世の中を..」でしょうか..
シャレにもならないかな(笑)

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~ドゥエ・ボットーニとレノンに語りて~

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