Shell Buttonあれこれ
2012/03/20
Tue. 14:02

ボタン博物館という本です。古代から20世紀までの貴重なボタンを綺麗な写真で紹介している図鑑ですが、6000円
と大変値段が宜しいもので図書館で何度か借りて読んでます。まさにボタンはファッションと共に歩んで来てい
る、と実感する位時代背景、社会世相などが反映されているアイテムだと言う事が分かります。元々ボタンの語源
は花の蕾を意味する古代ゲルマン語のbuttonと古代ラテン語のbottaneiが起源となり、日本語のボタンはポルトガ
ル語のbotaoからきている(同書抜粋)からだそうで、日本では江戸時代中期からボタンと言われているそうです。
中世期はボタンホールと言うものは無く、紐でボタンを組んでいたのですが、男性ものから穴をかがりボタンを
通していたそうで、かなりの長い間男性はボタンホールにボタンを、女性は紐にボタンを掛けていました。それが
女性男性のファッションの性別の違いを表していたのが、だんだんと身頃の掛け合わせが左前右前となり、それが
男性女性のファッションによる性別を表すようになったとか..男前女前という掛け合わせの違いにはあまり意味
が無かったのですね。貴重な貴重な各時代のボタンが載っていますので、興味のある方は一度ご覧あれ。
尚、日本のボタン博物館は東京日本橋(株)アイリス4FにButton-Museumがあります。たかがボタンされど釦です
ね。
さて、弊社の貝釦です。

白蝶貝釦 2mm厚ラウンドバック(裏が丸みを帯びています)オプション価格1,050円
最近仕入れた生地の上では...

生地 アルモ(スイス)18,900円(お仕立て、税込)

白蝶貝釦 2mm厚(通常)オプション価格1,050円

生地 アルモ(スイス)21,000円(お仕立て、税込)

白蝶貝釦 3mm厚 オプション価格 1,365円

生地 トーマス・メイソン(伊)18,900円(お仕立て、税込)

白蝶貝釦 4mm厚 オプション価格 1,575円

生地 アンテクス(トルコ)18,900円(お仕立て、税込)

黒蝶貝釦 2mm厚 オプション価格 1,050円

生地 ブレンバーナ(伊)18,900円(お仕立て、税込)

黒蝶貝釦 3mm厚 オプション価格 1,365円

生地 ゲッツナー(オーストリア)18,900円(お仕立て、税込)

高瀬貝釦 4mm厚 オプション価格 1,050円
(高瀬釦はリクエストあり今回仕入れました)

生地 アンテクス(トルコ)19,950円(お仕立て、税込)

高瀬貝釦 3mm厚 オプション価格 840円

生地 アルモ(スイス)21,000円(お仕立て、税込)

高瀬貝釦 2mm厚 オプション価格 525円

生地 GIZA(国産)15,750円(お仕立て、税込)
弊社ではやはり生地ありきのボタンですので、オーダーシャツ生地を一層映えるような演出役、バイプレイヤーな
んですねぇ~大人し目のデザインの中にも素材を含め、しっかり存在感を出しているものを選んでいますので、
生地を選ぶ際にも釦の事を頭に描いて決めて下さい。よだれが出ますよ~貝釦の肌触りと言ったら...
いつまでも見てられますわ。
[edit]