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匠の技~袖付け~ 

2009/08/08
Sat. 15:36

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オーダーシャツを縫い合わせるのには技術+経験とセンスが少し要ります。今回袖付けでは、一枚一枚(同じお客様の複数枚を除いて)ヨーク幅、アームホール、袖の山の高さ、胸巾、背巾...これだけの条件が変わってきます。全て同じであれば、同じ手の動き、力加減でスムーズに付きますが、胸を縦断する胸の厚みの値、背中の厚みの値これだけでもそでの付け易さが5段階くらい変わってきます。北陸シャツでは熟練の職人さんが1工程1分のめどで素早く、柄合わせもきちんと行っております。今日は縫い合わせた所を画像で。撮り立てです。

山型谷型の正反対のカーブを仮縫い(しつけ)なしの一発で地縫いしていきます。袖の山は5mmで縫い代が折られています。画像のような合わせ方で縫い合わせます。

1cmの定規の付いた袖付け用のアタッチメントで縫い合わせて行きます。

袖の中心とアームホールの中心をぴったりあわせるように力加減、引っ張り加減を調整します。この辺は経験がものを言います。この印が合わないと、仕上がって時点で袖のバランスが狂いねじれが生じます。
当然印と印が合えば自然にストライプの柄は通ります。この辺はすでに型紙と裁断で打ち出されています。

地縫いが終了しました。この間約1分(片袖) 縫い代部分をコバステッチ(端ミシン)で伏せていきます。袖山の形なりに。ミシンが止まるのは3回程度。ヨークと袖の部分の柄が通る所だけです。この間も約1分。

綺麗に柄が通っていますね。

裏も無理なく綺麗にラインが走っています。
体型やサイズで大きく左右される部分なので、経験で形を見た瞬間に手の動きを変えていきます。ビスポーク仕立てなど袖山の高さを倍くらいにしていせ込みながら袖を付け、まつり縫いで伏せていくというやり方もありますが、日本人の体型にはこの形、取り付けによるお仕立があっていると思います。見ていると誰にでも出来そうに思えてしまうほど素早く付けてしまう、これが匠の技でしょうね。

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